【教えて】海外に行く時には本当にクレジットカードが必要なのですか

Q.海外に行くならクレジットカードを作って持って行けと言われますが、日本国内で私は50歳も後半になるまでクレジットカードを持っていなくて困ったことはありません。また20年以上前になりますが、海外に行ったときにも困りませんでした。その後日本も海外と同じ時間を経過したわけですから、海外で必要なのであれば日本でも必要になっているはずです。本当に海外に行くときはクレジットカードを作って行く必要が有るのでしょうか。

A.クレジットカードに縁のない人でも問題なく生活できるのが日本の良いところですよね。といっても海外でもお金を持っていれば買物などに支障が有るわけではありません。ですから日本円を持って行って空港やホテルで両替しておけば良い訳ですし、国によっては現地通貨よりも日本円の方が歓迎される場合もあります。筆者も某国で1000円札で支払い100円玉でお釣りをもらった経験が有ります。それほど日本円は海外でも流通している場合もあるわけです。

しかし海外と日本で決定的に違うものが有ります。それは治安です。海外では日本の常識は通用しません。いつも狙われていると思ってもあながち間違っているわけではありません。したがって多額の現金など持ち歩いては奪ってくれと言っているようなものです。クレジットカードも盗難やスキミングを心配する必要がありますが、現金を持ち歩くよりも身の危険は少なくなります。したがって海外に行く場合にクレジットカードを勧められる第1の理由がここにあります。

第2の理由としてはステータスを示すことができることです。これは国にもよりますがクレジットカードを持つということがその人の信用を表すことになります。要するにクレジットカードを作る場合には日本でも審査が行われますが、それは海外でも同じことです。したがってその審査を通過したということがその人の信用を保証すると考えるわけです。ですからクレジットカードを使うことで、お店での扱いも変わって来ることさえあるのです。

第3の理由としてクレジットカードのキャッシング機能があります。あなたも海外に行ったことが有るのであれば知っているかもしれませんが現地通貨を手に入れるための両替では多額の手数料を取られます。そこで現金が必要になった時にはクレジットカードのキャッシング機能を利用します。それでも手数料はかかりますが、ずっと安く現地通貨が手に入ります。ただしこの場合借入ですから利息が付くので帰国したらすぐに返済しないと元は取れません。

20年近く前は日本でのクレジットカード普及はまだまだでしたが、当時でもやはり海外に行くときはクレジットカードを持って行った方が便利と言うようなことは言われていたはずです。ですから現在ではさらに利用範囲が膨らんでいるため大変便利なはずですし、ここに挙げた様々な理由から”便利”と言う言葉が”必要”と言われるまでになったとしてもおかしくありません。海外だけではなく日本でも便利でお得なので積極的に利用することをお勧めします。

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