【教えて】子育てで物入りの為借金する場合の注意点を教えてください

Q.50代半ばで現在大学在学中の息子と高校2年の娘がいます。子育て終盤の大変お金のかかる時期で、生活を維持するにはときどき私の給料と妻のパート収入を合わせても足りなくなる月が有ります。このため必要に応じて生活費を借りるようにしようと考えており、銀行か消費者金融のカードローンを利用しようと思います。本当は借金などしたくは無いのですが子育てが終わるまでは何とか生活を繋げていくしかないので借金する場合の注意点を教えてください。

A.質問から察するに現在まで借金もせずに頑張ってきたことがうかがえますね。しかし2人のお子さんを育てているのであれば収入がちっとも増えない現状では足りなくなってくるのが当たり前の話です。確かに借金はしない方が良いのですが、カードローンは金利もそれ程高い訳ではありませんから生活ツールの一つとして必要な時には利用した方が生活を円滑に回していけます。もっと積極的に利用しても良いのではないでしょうか。特にあなたの場合文面から察するに大変堅実な方のようですから問題は無いでしょう。

以下カードローンに絞って考えていくことにします。カードローンはもともと消費者金融がキャッシングローンと称して始めたもので、無担保、無保証人で借りられる特徴を持っています。このキャッシングローンの隆盛を見て銀行も同じようなローンを始めたのがカードローンです。しかし銀行のローンといえば担保や保証人が必要な物ばかりでしたから銀行には無担保、無保証人のローンのノウハウが無く銀行のカードローンの信用保証業務は実は消費者金融に委託して実現しています。

生活費に使う程度であればせいぜい借入は数万円から多くて10万円程度でしょうから返済に困るようなことは無いと思っているでしょうが、実は最初1万円を借りたことから最終的に自己破産に至ったと言う事例も有るので、あまり楽観するのは禁物です。そこで借金をする場合の最も重要な注意点と言えるのが出来るだけ詳細な返済計画を立てることです。これは完済するまでの間の自分の収入だけではなく支出も予想し返済に回せるだけの資金が有るかを予想して計画にまとめたものです。

借入をする場合にはこの返済計画が出来て返済できると確信ができてから行うようにしてください。もし途中一月でも、返済に回せるお金が無い場合には、借入は見合わせておきましょう。いい加減な判断で借入してしまった場合、返済に滞りが出てしまうかもしれません。下手をすると自分の信用情報にそのことが記載される可能性も無いとは言えません。そうなると以後、多くの金融期間でローンなどが組めなくなってしまいますので、十分注意してください。

返済の方法は多くの場合リボルビング払いと呼ばれる方法で返済していくことになります。あなたの場合は借入金額が小さそうですからあまり問題はありませんが、リボルビング払いには返済期間が長引く傾向が有ります。長引くとそれだけ利息がかかりますから利息も他の返済方法に比べると高くなります。金融機関の多くがリボルビング払いを採用しているのは返済しやすいという事では無くてこの利息がたくさん取れるという目的のためです。ですからもし資金的に余裕が出来たときは一括払いで返してしまいましょう。

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